DRAGRACE ESPANA S1 ドラァグレース エスパーニャ S1 6話ネタバレ感想メモ

ついにトップ4!! いつものシーズンよりあっという間な気がする…
ローストなので不安でしたがエスパーニャらしいフォローもあり、その他の部分でも感情のジェットコースターな回でした。泣いた。

みんな緊迫した雰囲気でもモグモグマシュマロ的な何かを食べてるのかわいい。
ミニチャレンジはパペット!パペットで気づいたけどトップ5坊主頭の方が多数派なんだね…
何というか、今までにないくらいハチャメチャな出来でした…ちゃんとできてたのプピカルメンくらいで。
ここでドヴィマがさっさと諦めてしまったのが今回の評価にも響いたのかなと思いました。
キラーのカルメンの首がもげるので大盛り上がりかわいい。エスパーニャは本人たちがめちゃくちゃ楽しそう過ぎてみてるだけでニコニコしちゃうみたなとこある。笑い転げるとはこのこと…

パペットでイジった後に、キラーとハグするカルメンかわいいし、やっぱ優しい心遣いがにじみ出てる。
カルメンウィン

今週のマキシチャレンジロースト!てっきり過去シーズンみたいにゲストをロースト!みたいな感じかとおもったらジャッジのローストでした。(余計にハードル高い)
パキータサラスのブロウズエフェはコメディアンとしてのアドバイスのみでした。でもちらっとパキータサラスの話も出て嬉しかった。

コメディに戦々恐々でアイデアが出ないサヒタリアに解決策!ハグだよーでハグするキラーにみんなも寄り添うの、本当にベストフレンズレース最高。(エスパーニャはそもそも本家みたいにベストフレンズレースを揶揄しないとこも良い)
コメディと意地悪のバランス難しいというプピ。キャリアのあるコメディクイーンだからこその思いなのかなと思いました。
しかし考えすぎたのが本番ではちょっと惜しかった。

今週もエントランス茶番かわいい


キラークイーン政治家キャラなの賢いなと思った。
批評で自分がいじめられた経験から人を傷つけるコメディはしたくない、いつも自分をネタにしてきたという話をしていて。
だからこその完全に別のキャラを演じることでうまい事こなしたのだなと納得。

そしてこれは私の思いですが、リーディングのシェイドにしろローストにしろ何でイジったり嫌な思いすれすれのチャレンジやらせるんだろう(特にUS本家ではやれて当然みたいな空気)ってずっと思ってたんですよね。
そこにそんなことはしたくなかったけど、と明確に言ってくれるコンテスタントがいてくれてよかった。

そこからのジャッジのカルボの応えも素晴らしくて。自分たちを傷つけたものを笑う事で癒されることができる。僕たちがお互いmaricón(ホモ/オカマ)と呼び合うこともその一つ。それが自分たちのコミュニティが強い理由の一つ。というようなことを語っていて。
こんなになぜ嫌な気持ちになるギリギリを探ってまでコメディチャレンジをやらせるのか、の一つの答えをこんなに明確に示されたことがあっただろうか。もはや本家では暗黙の了解なのかもしれないけど、ずっと疑問になっていたことにようやく腑に落ちる答えが得られた気がします。
※maricónは英語ではfaggotと訳されてますが「クィア」のような意味もあるらしくエスパーニャで多用されてる事からも、使用場面によってニュアンスが変化する多義的な言葉なのかな…?と思っています。Wiki
クィアが元々侮蔑用語だったのを逆手にとって名乗ることで、今やいい意味となっている事に近い感覚でしょうか。日本やアメリカだとあんまりホモとかfaggotとかお互いでも呼び合うのどうなの…てあるけど、エスパーニャではいっぱい出てくるしもっとカジュアルに使っても大丈夫な言葉なんでしょうね。
ページを失念してしまったのですがVenenoでもmaricónがトランスと訳されたりfaggotになっていたりしたという記事もありました。 
訂正:記事のリンクを発掘したので再チェックしたのですが、英語版ではmaricónを多用しないように気を使って訳されていたとあります。maricónがトランスと訳されていたのではなく同じように「トランスセクシュアル」という言葉が英語で「トランス女性」と訳されていたという内容でした。maricón=トランスという意味はありません。お詫びして訂正します。
記事はVenenoにも本人役で出演したLaura FrenchKissというトランスジェンダー女性のインタビューです。


カルメンめちゃくちゃうまかった。
サヒタリアも緊張でつっかえなければそんなに悪くなかったのでは。批評で自分をもっと信じてって言われてたけどほんとそれだよね…(そしてそれが難しい)
ドヴィマも髪の件がなければよかったと思う。
プピは熟練のコメディクイーンという事でジャッジにもっと期待してた!と言われてたのがちょっと気の毒。
スプレムさんと仲いいこともあってか耳の形イジリがあったんですが、しっかりキラーのコンフェッションでそれはパーソナルすぎるのでは…と突っ込んでいて良かった。(安心と信頼のエスパーニャ)
全体的にパーソナルな攻撃みたいになってしまってる人がいなくてよかった。
ゲストジャッジがカルボとそっくりの髪型でいじられてたの笑う。こういうのはアリだよね…

ランウェイはアーティトのLA ROSALÍAリアルネス。
音楽にめちゃくちゃ疎いので存じ上げなかったのですが、こうやって誰だろ?って調べるのでほんとエスパーニャ推進が上手いと思います。
本編ではリファレンス元の画像が出てこなかったんですが、インスタの方では出てました。

めちゃくちゃすごいのが、カルメンがこの衣装を1日(数時間?)で作り上げたこと…!

ドヴィマと衣装が被ることがわかって急遽変更したとのこと。さらに小物のトロフィーも貸し、衣装にてこずってたドヴィマに自分の衣装を使ってもいいと言っていました。
ここまで優しくされたらビッチのハートも溶けちゃうよね…(DUのギスギスを思い出さない)
過剰に嫌な奴を演じてたけど辞めると宣言するドヴィマ。もともと誰とも絡むつもりなかったというドヴィマ…。
こんなの好きになっちゃうじゃん…全員の事絶対に嫌いにさせないという意気込みを感じるエスパーニャ…

カルメンもカルメンであなたからもいっぱい受け取ってるよって返すところとかさ…もはや聖母…?
カルメンウィン ここまで他人にやさしく、自分を追い込み(直前に衣装作り直し)なおかつ勝つ余裕があるのかっこよすぎませんか…!?

ボトムはドヴィマとサヒタリア
プピかな?とも思ってたんですが、ジャッジがランウェイのキャンプさ(確かに他の人はみんな綺麗系で攻めてたし)を褒めてたのとパペットチャレンジがよかったのでプラスだったのかな?と思いました。

そしてここで…戦闘放棄のドヴィマ。リップシンクでリップシンクをしませんでした。
カルメンが座りこんじゃうくらい泣いてるしキラーも泣いてるしこのシーンで泣かない事なんてあるだろうか。(リップシンク中の絡み大好き)

なぜ放棄したのか?と聞いてあげるジャッジもいいし、サヒタリアの方が望んでるからとドヴィマ
ドヴィマもアホラみたいなビジネスビッチだろうなとは思ってたけど、アホラとは違って嫌な奴を演じることで寄せつけないようにしてたのかな…その心をメンバーが溶かしたんだろうな…と思います。本物のベストフレンズレース…!
自主リタイアでもあるんですが、切ないけどよかったみたいに背中を押してる気持ちになってしまうのはエスパーニャの演出方針が素晴らしいのもあるんだろうな。
ドヴィマがカルメンとのラブラブビデオを公開してました。ファンが作ったんか?みたいなノリで笑ってしまう。(かわいい)

最後まで泣いてて話すのも大変なスプレムさん、本当に素晴らしいホスト…!

来週はメイクオーバー!ラグビーチームという事でストレートマスキュリン男性って感じかな?まだ初回なのでそれもありかな…
ランウェイ歴的にプピが危なそうが気がするけどどうでしょう…
そしてDRオランダのウィナー、エンヴィーペルーがゲストみたいですね!!楽しみ!


ちょうど配信があったタイミングで、スペインでゲイの男性がヘイトクライムで殺されてデモになってるようです。
コンテスタントたちも呼びかけたりしています。 エスパーニャはかなり早い段階で同性婚が可能になった国でクィアに寛容な国というイメージがありました。しかしどれだけ法で認められようともヘイトは存在し続けてしまうんですよね。
残念なことにmaricónと叫ばれながら殴られたとあり…悔しい気持ちでいっぱいです。

7/6 追記
記事内にも書いたんですが、私たちのコミュニティは強い、私たちを傷つけたものを笑いとばす方法を知ってるから、それがお互いをホモって呼ぶ理由だと思うというカルボのコメント抜粋してDRESオフィシャルが載せてました。
この事件へのメッセージとして毅然とオフィシャルがこういうのを出してくるの本当に素晴らしいですね…