AOS/GC グリーンカード面接に行ってきました

前置き

私生活の事はあまり大っぴらにしたくないのですが、現在アメリカで生活をしています。
そして、グリーンカード面接に行ってきました。
ここまで2年くらいかかりました…その辺の色々は他の方の経験談がいっぱいあると思いますので。
なぜ、一応書き記しておこうかと思ったかと言いますと
同性婚、面接に通訳同伴 をした日本人の方の体験談がほとんどなかったから。

もしこれからグリーンカード面接で同じような境遇の方の参考になったらいいなと思います。
そして詳しく体験を残してくださってる方々のブログがどれだけ役立ったか…!
体験談を残してくださった方々への恩返しでもあります。

①面接のタイミング

細かい流れはいろんなブログにありますので割愛。
K1ビザでの入国でした。しかし日本国内での手続きは調べた情報より長引き…

アメリカでの手続きは割と順調。入国してから10か月 申請してからは8~9か月でしょうか。
K1なので結婚もしました。
そして労働許可証・渡航許可証が届いた後、面接のお知らせが1か月後くらいに来たのでした。
他の方の体験談では半年後とか10か月後とかだったのでびっくり。
面接の日は指定されていて届いた日から1か月半後くらいだったかな。

②なぜ通訳者を付けたのか

英語ができません。出国前のTOEICのL&Rでは大学卒業程度。仕事では使えないレベルです。
読み書きの自主勉強はしていますが、しょせん読み書きなので聞いて話すとは全くの別物なのです…

パートナーが日本語ができるので日本語で会話しています
入国(K1)のためのアメリカ大使館での面接は基本英語なのですが、
出来なすぎと気づいた面接官(アメリカ人)が日本語に切り替えてくださったほど…

買い物できるレベルなら大丈夫!というアドバイスも頂きましたし
体験談でも、パートナーにかみ砕いてもらえば大丈夫などの意見もみました。
が、結果 通訳者を付けて正解だったと思います。
突発的な質問もありましたし パートナーとの別々の面接もありうるという話も読んだので。

③どうやって通訳を頼んだか

通訳者はプロでなくてもいい事になっています。しかしパートナーが母国語で助けるのはNG。
これも運がよかったのですが、ロコタビという、旅行アテンダントサービスで見つけました。
旅行者向けですが、現地に住んでいる日本人を仲介し観光案内をしてもらうというサービスです。
料金も2者間で決めます。今回はちょっと使い方が違いますが。

たまたま在米が長く通訳も普段からやっている方が見つかりました。
これも依頼する人がいる地域によると思うのですが、3人にコンタクトを取り1人は高度な通訳はできないと辞退、
もう一人は返信なし、そして今回依頼した方という感じでした。

④いざ当日

面接時間は9:45からでしたが、実際の開始は10:15くらいだったと思います。
セキュリティチェック→写真&指紋採取→待合室
通訳を同伴する場合は、書類に記入します
通訳者の方がとてもいい方で、身の上話や意外とオタク系の話で盛り上がって緊張がほぐれ
それだけでも頼んでよかったと思いました。
何もなければ外国人だらけで緊張で固まっていたと思う…

他の方の体験談だとどんな人がいた~などありましたが広い場所だし色んな人種がいるし
だれが結婚に関するグリーンカードかも見ただけではわかりませんでした。

⑤面接

おかげで緊張はあまりしていませんでした。
受付時に発行された番号で呼ばれる→完全施錠のオフィスの入り口に出迎え
ドアから入ると、じゃあカギをしめますね、という感じで毎回施錠している様子

30歳前後同世代の朗らかな女性。オフィスが遠いんです、と冗談ぽく言っていて明るい第一印象。
(一人部屋のオフィスが密集しているような形で、実際かなり奥の方のオフィスだった)
秘書?それともこの人が面接官?と思ったけど、面接官本人だったのでラッキー!と思いました。
他の方の体験談だと人当たりの悪いおじさんとかもいたので…

⑥面接内容

まずは通訳者がきちんとしているか、真実を言います的な同意書にサイン。通訳者宣誓。
私の宣誓、パートナーの宣誓
IDの確認
 (自分ーパスポート・EAD/APカード) (パートナーー免許証・出生証明書)

聞かれた内容(思い出しながらなので、時系列順じゃないし抜けもあるかも)
提出したI-485に赤ペンでチェックしながら質問されます
・あなたのリーガルネームは
・あなたの生年月日は
・他に使っていた名前、別のニックネームがあるか(みんなあなたの本名で呼んでいますか?)
・夫のリーガルネームは
・夫の生年月日は
・住んでいるところの住所
・国内でそれ以前に別の住所にいたか
・誰と住んでいるか
※パートナーの実家に住んでいるため、義理母との家賃の契約書などはある?と聞かれました。
実際は口頭で約束しているだけなので形だけでも作ればよかったなと思いました。
(パートナーが説明し、問題視はされていなかったと思います)
・日本で住んでいた場所 そこでは誰かと一緒に住んでいたか
・以前他のビザで入国したか
※意味がうまくとれず、観光で入国したと話したら パスポートのみで90日以上滞在していませんね?と確認
・最後に入国したのはこの日ですね?
・それ以降出国していないか
・初婚か
・子供はいるか
・ソーシャルセキュリティー番号は?(暗記していなかったので、見ていいですか?と言って見た)
・日本での仕事は?働いていたのはこの会社(提出済み)ですか?
・夫の仕事は?会社は?どんなことをしている?(のち、パートナーも補足)
・今あなたは仕事をしているか
・グリーンカードが発行されたらどんな仕事をしたい?
・I-485の Part.8の部分 犯罪歴やアメリカに害を及ぼす存在ではないか「NO」で答える部分です。
※項目は飛ばし飛ばしですが、文章をそのまま読み上げる方式でした。

これは予想して改めて目を通していたのですが、ここが用語が難しく難関だと思ったので通訳者がいるなと思ったのでした。 (通訳さんも難しかったと言っていましたが)
書類には目を通しているので、適当にNOという事も出来ましたが、引っ掛けみたいな質問もあるかもしれませんし…

・証拠として提出した写真を見ながら、これは誰?いつ?どこ?

前半 自分がうまく説明できず、うーん…となっていた時に
通訳さんが意図を汲もうと聞きだした形(私と会話)になってしまい、
「言っている事だけを正確に通訳してください」と注意されてしまいました。
これば自分のせいでもあるので悪かったなと思います。その後は通訳者さんも言葉に従い、面接官からも問題視されませんでした。

他になにか提出するものはありますか?と聞かれたので事前に他の方の体験談から調べていたものを。

追加で提出した資料
申請書類提出後の新しい資料として

パートナーの雇用の証明(会社側から発行)
パートナーの最近の給料明細
パートナーの医療保険に扶養者として名前が入っている資料
2人の医療保険カード(現物を見せたのみ)
共同銀行口座の証明書
共同クレジットカードのコピー(番号を一部伏せた物)
旅行に行く予定で買った飛行機のチケット2人分の明細
写真15枚くらい K1のときに提出してないもの 家族と映っていて、仲良し感が出ているもの
裏に説明を記入
※これはいつ?だれ?どこ?と聞かれ、パートナーのお母さんと私の家族との会食の写真があったので
ご両親は実際に顔を合わせているんですね、みたいなことを言われました。

面接官によっては沢山持って行っても、家族写真1枚あればいいです、といわれたなんていう話もみたのですが
写真はすべてチェックされ、全て提出しました。見ながら感想も言ってくれてちょっと嬉しかったです(笑)

他の方の体験談ではあった出会いについてなどは一切聞かれませんでした。

面接官の方が本当にいい方で、途中資料が見つからず焦って漁っていても「大丈夫ですよ。ストレスに思わないで」
と声をかけてくれたり、「これだけ資料があったらA+ですね」などと褒めてくれて終始和やかな雰囲気でした。

最後に質問などがなければ サインを書いて完了。

その場で合格です!などとは言われず、何か不足があれば連絡します、問題なければ4週間ほどで届きますとのこと。

ひとまず、一番大きな面接を乗り越えて一安心。
日本では資料不足で再提出という事も何度かあったのでまだまだ油断はできませんが…何かあったら追記します。

2020.03.25 追記
無事クリーンカード届きました!!長かった。支えてくれた方々のおかげです。
正直日本での手続きが一番長いしリテイクも多くて大変だった。
一週間くらい前に、受理されました。カード送るねっていう手紙も来てました。