RUPAUL’S DRAG RACE S14 ルポールのドラァグレース S14 16話ネタバレ感想メモ EPISODE 16: “Grand Finale”
ついにフィナーレ!すでにリユニオンの時点で最高のシーズン確定!って思ってたんですが素晴らしい形でシーズンを終えてくれて、まさに最高のシーズンとなりました。 そして2年ぶりに観客を入れてのフィナーレもやっぱり最高に盛り上がって良かったです。ただアメリカに住んでる身としてはコロナが終わったわけではないという事は言っておきたいな。確かに公共スペースはワクチン3回打ってればOKという感じはあるのですが、個人的にはまだまだマスク着用で気を付けてます。プロデューサーさんが裏方の写真をアップされてたんですが裏方はマスク率高そうでした。 今回はリップシンクのトーナメント式ではなく、オリジナル曲のパフォーマンス+トップ2のみのリップシンク対決となりました。これが本当に良かった。元々リップシンク対決式になる前のシーズンの各人のパフォーマンスで決めます!ってスタイルが大好きだったので。そこからトップ2はリップシンクで戦う、といういいとこ取りでよりフェアに感じる構成がとても良かったです。まさに今までの集大成という感じ。 今回ドラァグレースライブの宣伝も兼ねてるみたいでその会場でもあったのですが、テーマがラスベガスなのも華やかで良かった。ルポールの登場すごい。最後までチョコバーの宣伝を忘れないのちょっと笑う。4月22日はラスベガスでルポールの日になったの? S14メンバーも最後の集大成というようなルックばかりでよかった…。アンジーの背負ってるのデカすぎてわらう。過剰の過剰でまさにドラァグ。ケリーのルックも良かった。ケリーをきっかけにトランス女性カミングアウトしたメンバーが何人もいたことで、アベンジャーズのサノスのインフィニティストーンのコレクションになぞらえられてミームになってたんですがそれを取り入れたルック。こういうの本編放送後のフィナーレ撮影ならではだな~と思う。コーンブレッドも美女と野獣の融合も素晴らしかったな。あえてアグリーな特殊メイクを合わせてくるところが最高。 トップ5各コンテスタントの振り返り&紹介も撮りおろしのコメディがあって良かった。今シーズン、5人それぞれ全く異なる雰囲気を持ってるのでそれぞれの良いところを引き出そうというテーマを感じて愛でした。オリジナル曲パフォーマンスしかり。 アンジー、ラスベガスという町が似合いすぎる。ずっとパジェントなスタイルを貫いてていわゆるドラァグレースらしい正統派のような存在だと思ってました。観客席には父と母。家族と仲いいことは何回も語ってたしビデオメッセージもあったけど、やっぱり生での共演は胸が熱くなる。 ボスコ、icyビッチとヴィランが小さい時から好きという話もあったけど、slutなスタイルを貫いてました。時にはずっとコルセットとブラとパンティしか着てないと言われたこともあったけど、フィナーレは集大成のデビルテーマがとても良かった。パフォーマンスかなり好きでした。ホラーテイストもボスコの好きな部分なので見られて良かった。一人デビルマン(サタン&シレーヌ&ウェルバス)で最高でした。応援にLucy lipsさん(フィナーレ前最後のランウェイの衣装貸してくれた人)が来てました。 ダヤ、クリメの写真噴水に投げるの笑う。なんだかんだ言って笑いに消化できて良かった。そしてパフォーマンスはトンボルック!(トンボでいいんだよね…?)デザイナーさんの投稿見たけど柄は全部ハンドペイントなんですよね…。美しい…。腰の羽がぴょこぴょこするの尻尾が生きてるみたいで良かったな。 カムデン、紹介映像の方のルック2000sパステルでかわいい。パフォーマンスがめちゃくちゃ良くて。やっぱり誰よりダンスの表現力あるなと感じました。バレエテイストにリビールもバチっと決まってました。Queen風のオリジナル曲も良かったな~。Queenの曲に人生を変えられたという話もしててそれを知ると余計グッときてしまう。応援は本編にも何回か出てた母とドラァグマザー。 ウィロウ、紹介映像のルック70sテイストのヒゲルックなのめちゃくちゃ良かった…。ウィロウはほんとウィロウだなと思わせるオリジナリティがすごい。ちょっと変なんだけどちょっと変なスタイルの他のクイーンとも被ってない。パフォーマンス、I hate peopleの繰り返しめちゃくちゃ良かった。わかる…人間嫌い…。(でも好き)どことなくムーランルーの時の雰囲気もありつつ、ルックはイヴィのフィナーレを思い起させる3頭ルック(そして股にも)それぞれカーソンとロスとミシェルだよって言うのにも笑った。ウィットに富んだ受け答えが本当に上手。宇宙人にドラァグクイーンをなんと説明する?ってのに精神疾患とラインストーンっていう答え、良すぎる。 ドラァグレースライブのパフォーマンスも良かった!ジェイダが1番手でパフォーマンスしてたの感無量…。 そしてシモーンの登場!ルックがめちゃくちゃ良かった…。一見カジュアルな要素なんだけど、ガウンじゃなくてもリッチでスペシャルな感じでシモーンらしさしかなかった。あのトップス濡れてるんじゃなくてわざわざ型取りして樹脂で固められてるんだって。すごい。 そしてミスコンジアリニティ発表にララリー登場。ミスコンジアリニティはコーンブレッド!今シーズン心優しい人が多いので誰になるんだろうと思ってましたが納得。でも実はちょっとジャスミンに当たり強かったの引っかかってたんですが、ジャスミンがニッコニコで拍手してたので安心した。 パフォーマンスを元にルポールが2トップを決定。(それ以外の人たちのリップシンク用の衣装が公開されないのはちょっと残念ではある)そして…リップシンクは カムデンとウィロウ。今回賞金が5万ドルアップの15万ドル&ランナーアップにも5万ドルが出ることが発表されました。めでたい。 リップシンクカムデンのいつもの通りうっとりするような動きいいなって思ったし、大舞台を活かした過剰の過剰みたいな超ビッグシルエットもウィロウらしくて良かった。上半身脱ぐと下半身出てくるの笑う。リビール後のリップシンクもしっかり魅せるウィロウ良かった。最後カムデンのスプリット、ウィロウの前転で二人の決めポーズみたいにびしっと決まったのかっこよかったな。 そしてウィナーは…ウィロウ!!ファミリーと友達とコーンブレッドの足首に感謝って最後の言葉までウィロウ節で良かった。コーンブレッドの「!?」みたいな顔も笑う。(紙吹雪舞ってたけどカムデン勝ち版も撮影してたのかがちょっと気になる…)フィナーレ前のSNSでもウィロウ人気が高かったし、今回のパフォーマンスだけをとっても納得です。本編でも持病と戦ってる事、工夫してカバーしながら活動してる事は話してたけど、フィナーレ前にアップされてたインタビューでこんなにしんどいものだったんだとびっくりしました。記事闇の部分をドラァグに消化するというところもすごく共感出来て。ドラァグレースと言えばポジティブというイメージがあるけど、闇を昇華することで自分を癒し、自分が好きになるってすごく良いなと思います。あらゆるアートや表現に通じる考え方だと思う。 …